◆ 古いアルバムを広げてみた
このコラムを書くにあたって、『私のスノーボード歴は?』と思い、古いアルバムを広げてみた。
一番ふるいものが1988年と記してある。今は撮った写真をプリントしてアルバムに収めることはなくデータとして保存してあるが当時の写真は1枚1枚プリントで残っている。かなり色あせた感があり、味がある。(服装、髪型、化粧・・・かなり、時代を感じる)
スノーボード歴を聞かれると、だいたい20年・・・と言ってきたが正確には21年目を迎えるわけである。
20年か〜!! 写真が色あせるのも無理はない。
はじめてスノーボードをした日から今に至っているということは、まさしく、楽しかったんだろうし熱中するだけの魅力があったのだろう。
20年?
生まれたこどもが成人する月日でもある。・・・
ただ上手くなりたいだけの20年だったが、場面場面を思い出すと間違いなく充実してきた。
たかがスノーボード、されどスノーボード。
このスポーツに出会うことで間違いなく私の人生は方向を変えた。
スノーボードをするために・・・・をいつも考えてきた。
がむしゃらに練習した。身体も鍛えた。うまい人のいるゲレンデに通った。うまい人が見たくて海外へ行った。
就職したけど辞めた。 いろんなバイトをした・・・・・
いろんな事をしてきたが、目的がはっきりしていたから大変だとか思わなかった。
とにかく、スノーボードをするためのことばかり考えてきたから、地元の友達は私と一緒にいてつまらなかったかもしれない。スノーボードの話ばかりだったから。(笑)
プロやデモのみなさんのコラムなどを読むと、それほど私と変わらない行動をしてきたのではないかと思う。スノーボードバカ(悪い言葉かもしれないが)と言われる人たちがデモやプロになっていることが多いのではないか?・・・と思う。
通じるものは『スノーボードが好きだから』、『スノーボードに魅せられた』そして『継続』などではないでしょうか?
私の周りには、仕事を辞め、スノーボードに懸ける人がたくさんいる。(または休みの日は全てスノーボードに費やす。)全国にも、たくさんいると思う。
スノーボードは世間的にはレジャーという枠で、なかなかその熱い思いを理解してくれる人が少ないかもしれない。
しかし、それを選んだ人には自分の選んだ道を信じ、自信をもって進んでもらいたいと思う。
『モノ』は古くなっていき、いずれは廃棄となるけれど、自分の技術やそれに費やした時間、思い出は廃棄されることはない・・。
滑りを追求し続ける以上、色あせることなく新しい感覚に変わり同時に達成感、感動を手に入れることができる。
年齢、性別関係なく、やった者だけが味わえるものが必ずある。
これから、がんばろうと思っている人たちにエールを送ると共に、以下を紹介したいと思う。
私の尊敬する長谷川徹先生(元読売ジャイアンツトレーニングコーチ)からいただいた標語だ。プロの考え方を念頭において行動しよう!!といったものだ。私はこれをもらった日から、一つの指針としている。(まだまだ未熟者ですが・・・)
これははっきりとプロの考え、アマの考えと区切ってあるが、このくくりをなくし、自分を振り返ってみるのも面白いと思う。
プロの考え方 アマの考え方
@明確な目標を持つ ⇔ 漠然とした目標
A自分のシナリオを書く ⇔ 他人のシナリオが気になる
B思い信じ込める ⇔ 不信が先にある
Cできる方法を考える ⇔ 言い訳が先に出る
D使命感で最後までやり遂げる ⇔ 途中で投げ出す
E成功すべく努力をする ⇔ 失敗を恐れる
F自信と誇りを持つ ⇔ ぐちっぽい
G可能性に挑戦 ⇔ 経験に生きる
H成長を求め続ける ⇔ 現状に甘える
I時間を有効利用 ⇔ 時間の観念なし
J常に自己訓練 ⇔ 気まぐれ
K自己投資しつづける ⇔ 享楽的、資金優先
L人に役立つ喜び ⇔ 自己防衛的
みなさんはどちらにあてはまったでしょうか?
せっかく時間を費やすなら、上記の項目と自分を照らし合わせていくことで、更に充実するのではないでしょうか?
私は現在、選手からインストラクター、そしてスクールを開校している。スクールに当てはめても、あてはまることばかりです。・・・この標語を念頭に日々精進し、より良いスクール作りをしていきたいと思っています。
この標語と共に長谷川先生から『初心感動』の言葉をいただいた。
1988年スノーボードと出会い20年。
これからもどんな場面でも初心を忘れず、感動する自分であり続けたいと思う。
2008年11月1日
岸 正 美
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